2010年11月24日水曜日

国内仕様は手抜き

この写真を見て頂きたい。


トヨタ ヤリス(TOYOTA YARIS:日本名「ヴィッツ」)の内装です。
よく見ると、後部座先の中央にもヘッドレストがあり、3点式シートベルトのアンカーが右上に写っています。(http://www.toyota.com/yaris/
つまり、「乗車定員分のヘッドレストと3点式シートベルトが装備されている」事を意味します。



次の写真です。


トヨタ ヴィッツの内装です。
上のヤリスと同じ車なのに、後部座席には2つのヘッドレストしかありません。
また、シートベルトもホームページの主要装備には「リヤ左右席ELR付3点式+中央席2点式シートベルト」と記載されています。
つまり、「乗車定員分のヘッドレストと3点式シートベルトが装備されていない」事になります。
もちろんオプションもありません。

この差は何でしょうか?
国(法律)や人種で安全性に違いのある車を売るのは最低の行為だと思います。

確かに各国の法律に基づく装備構成になる部分もあるでしょう。日本は後部座席のシートベルトやヘッドレストについて義務ではありません。
しかし、運転席や助手席に当たり前のように装備されている状況から見てヘッドレストと3点式シートベルトの安全性が高いのはあたりまえです。

技術的な問題があるわけではありません。(外国では同一車種で付いています)
よりよいものが既に存在しているのに「義務」ではない事を良い事に、装備しないのはどうしてでしょう?
安全性が問われて、ブレーキオーバーライドを装備しますとしたトヨタ。
でも、実際は安全性など二の次で、「売れる価格」で利益を出すためにこんな手抜きをしている。

実はあの暴走事件とリコール以降、トヨタが(日本の車が)変わってくれる事を願ってました。
そしてラクティスのモデルチェンジ。


ああ、またか・・

安全性に手抜き体質のリコール以前に開発された車だから仕方ないのでしょうか?
真摯に受け止め「世界のトヨタ」として安全な車作りが認められる為には、発売を遅らせてでも再検証するべきだったと思います。

もうすぐヴィッツもモデルチェンジします。
はたして・・

国内の自動車メーカー様。
ほぼ全てのメーカー様は輸出や現地生産にて外国で車を売っていますね?
幾つかの地域や国ではシートベルトとヘッドレストは法律で決まっている最低限の事ですよね?
みなさんはヘッドレストのない状態で追突されたら首がどうなるか実験で知っていますよね?

どうして装備しないのですか?
日本人はむちうちになればいいんだよ!と社内で笑ってるのですか?

これを読んだ方が一人でも多くディラーの人にこの疑問を投げかけて、多くの声がメーカーの偉い人に届く事を祈っています。

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