2010年11月30日火曜日

もし、排気ガスに汚さに応じて色が付いてたら。その2 環境対策はこれだ!

先日の投稿のように、排気ガスは人にも環境にも良くありません。
一方で内燃機関を否定したら今の国内産業の殆どが成り立たなくなるのも事実です。

しかし、このまま放置してもなにも改善がありません。
まずは、価値観を変えることから。
そして新しい「太陽光発電費用負担」 を!




いままでの自動車は、重厚長大が高級車であり高い対価を支払う対象でした。
殆どのメーカーのフラッグシップはV8やV12の5000cc以上のエンジンを搭載し、2tをはるかに超える車です。
この価値観は製造上の事情ではなく、儲ける為の商品性がそうさせています。

早い話が、「社長さんぐらいになったらやっぱり6000cc 12気筒のこれでしょう」的な感覚です。
環境問題がないのであれば、まったくもって正しい考え方です。
(小さい方が幸せなものを除けば大きくて立派(あるいは高性能)なものが高価であり、憧れになるし高い対価を支払う対象になる。)

しかし、環境問題が顕著化した現代では、全く逆の価値観が必要であろうと思います。
「あの車、6000cc 12気筒なんだって、最低!」っていう価値観。
「あのサイズなのに超軽量で2000ccで十分な性能。燃費もいいらしい。さすが日本の技術」という価値観。

争うべきは「軽量化や高効率化」。
これに適わぬものは「これは良くない商品」と評価する。
なのにメーカーは「自分たちの最も売りたい(利益の出る)車は最も環境に優しくない」という事がわかっていても売らなければならない。

もし、排気ガスに汚さ(汚いものの量)に応じて色が付いてたら、とうぜん燃費の芳しくない車はモクモクと大量に煙を出す。
そこで、人々は初めて気が付く。ああ良くない事だと・・

そんな「もし」ではなくても私たちは気付けるはず。
だから皆で新しい価値観を叫びましょう!!

そうしたら、いままで「やれ電動~~」だの「自動~~」だのあまり使わない仕掛け満載で高価に見せたいあまり、大きく重くなった大型セダンやSUVは小さく軽くなって行くことでしょう。

また、ユーザー側の意識を半ば強制的に変えていく必要があると思います。
ただ、何か負担だけが増えると購買意欲が減り、経済に良い影響が出ません。

そこで、自動車や船舶など使用量に応じた太陽光発電費用負担みたにすればいいのでは?と考えました。

「環境税のような税金」だと用途不明で単に負担増です。(天下り役人のゴルフ代など絶対に願い下げです)
太陽光発電費用負担」とは、「自動車などの利用者が利用量に応じて費用負担分を地方自治体に払い、そのお金で太陽光発電施設を増やす事業を地方自治体で行う」という考え方です。
それ以外には使わない。(他の税金とは違う)


なぜ太陽光発電なのか?
将来、必ず「日常の足」の動力源は「燃料」から「電力」になるでしょう。
電気自動車が実用レベルまでコストパフォーマンスが良くなればきっと排気ガスの出さない車の方が環境に良いに決まっています。

しかし、その電力を作りだすのに火力発電を使っては本末転倒になる可能性があります。
また、増える電力消費(ガソリンや軽油を「給油」する量に相当する電力が必要)に対応する為に従来型の発電所(火力以外なら水力や原子力)を大量に増やすのも得策には思えませんし時間もかかる。
ならば、全国の公共施設やそれに準ずる公共性のある建物などの屋根や環境に影響の少ない土地に太陽光発電パネルを利用者負担で設置すれば、全ての電力増を賄うという訳にもいかないでしょうが、相当効果があるでしょう。

また、地方自治体の事業としたのは、自動車の使用量が多ければ、当然太陽光発電も多くなければならないので、地域単位での費用分配にする為です。
もちろん地域の活性化につながるでしょう。

また、太陽光パネルメーカーの役割は今までの「石油精製と供給」会社と同じ意味を持つようになるので競争も生まれ、高性能で低価格なパネルになっていくでしょう。

あまりガソリンなどを消費しない人や車を少ない台数しか保有しない人は少ない負担。
多く消費する人や何台も持っている人はたくさんの負担になるが環境対策も行う。
これで大義名分も立つでしょう。

いかかでしょうか?

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